私はちょっと変わっているベースを弾く人です。
自分の持っている機材はスタインバーガー(Steinberger、現在はギブソン社傘下のブランド)とDingwall(カナダのメーカー)の2社の製品が大半を占めています。
使用機材紹介
使っている楽器の一部。左からDingwall Z3、Dingwall Super J4、Steinberger XL2
解説
Dingwallシリーズはファンフレットという独自のフレット構造を持っており、見ての通りネックに対してフレットが斜めに打ち込まれています。これはピアノの構造を模したもので、低音弦が長く(Z3は37インチ!)高音弦は32インチとなっており、低い音を出すには太くて長い弦が必要という理論を元に作られており非常に合理的です。「よく弾けますね?」というご質問を頂くことが非常に多いのですが全然普通に弾けます。ファンフレットじゃないベースも何本か所有していますが、ヘッド有りだろうがヘッドレスだろうがフレットがまっすぐじゃなくても意識せずに弾くことが出来ます。Dingwall Z3は多弦ベースとしては非常に良く出来ていると思いますが、内蔵プリアンプ(GlockenkLang)の音が好みかどうかだと思います。内蔵プリアンプをカットできるPassiveモードもあるので、私の場合はペダルボードでDarkglassをかませてます。Super J4は1ドル80円だったころにアメリカで手に入れたもので中古で18万でした。5弦ベースが必要ないときは大体これかXL2で間に合います。
Steinbergerは上記のXLの他にベースを1本、ギターを1本持っていてネックの剛性、狂わないチューニング、取り回しの良さではライブ向きの楽器だと思います。EMGピックアップを積んでいるので、大抵のアンプで同じ音が出るのも使っている理由の一つです。2016年に念願のフルグラファイトボディのXL2を手に入れていまではメインの機材として使用していますが、人前で弾くときはこの3本でだいたい事足ります。他には自宅で使いますがWarwick ThumbベースとSteinbergerのXL2も持ってますが、こちらは現在ではあまり使っていません。