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LIFEBOOK WU2/D2レビュー

きっかけ

プライベート用のノートPCとしてSurface GOとMacbook(2017モデル)を併用していましたが、いまいち用途とマッチしていなかったのと、私自身の視力低下により画面サイズが小さいPCを使うことがだんだん辛くなってきたので新しいノートPCを購入しました。自宅にはMacbook Pro(2015モデル)もあるので、Macbookは知人に売却することにしました。Surfaceはそのうち家族の共用PCにする予定です。

必要な要件

前述のようにMac OS搭載ノートは既にあるので、持ち運べるWindows10のノートPCであることが必要要件です。MacbookもSurface GOもそれなりに軽量ですが、病気で入院した際に1kg弱の重量でも持ち運びやベッド内の取り回しなどで苦労したこともあり、超軽量ノートPCで且つ13インチ以上の画面を持つ機種を選択します。必要な要件を優先順に纏めると、

  1. 軽量であること(900g以下)
  2. 13インチ以上の画面を持っていること
  3. 仕事柄有線LANポートが必須
  4. USB Type-Aポートも可能な限り必要
  5. USB Type-C PD対応で充電機が他の機器と使い回しが出来ると有り難い
  6. まともなキーボードが装備されていること
  7. バッテリが3時間程度持つこと
  8. LTEモジュール搭載可能であるとなお良し

以上の要件を元に情報収集をした結果、VAIO SX14か富士通のLIFEBOOK WU2/D2が候補として上がりました。VAIOはインターフェースが充実しており、2~8の要件もほとんど満たしているのですが、重量が900gを越えている点と、価格がそれなりに高いことがネックです。逆にLIFEBOOKはLTEモジュールを積むことが出来ないのですが、これは携帯機器からのテザリングでも対応出来ること、店頭で確認した限りでは重量とキーボードに満足したこと、クーポンを使用することでVAIOよりもかなり安く購入できる点を評価し、LIFEBOOK WU2/D2のカスタマイズモデルを発注しました。

カスタマイズで悩む

富士通の直販サイトではLIFEBOOK WU2/D2のカスタマイズを行うことが出来ます。価格と性能は反比例するので、どこで妥協するか?が重要です。今回発注したスペックは以下の通り。

  1. 仮想マシンを動かすことが前提なのでOSはWindows 10 Proを選択。
  2. CPUはIntel Core i5-8265Uを選択。正直モバイル用途のノートPCにCore i7は不要だと思います。
  3. メモリは16GBを選択、これも仮想マシンのために必要です。(VAIOはCore i7を選択しないと16GBを選択できない点もマイナス)
  4. ストレージはSSD 256GBを選択。サポート対象外になりますが、本体内蔵のSSDは交換事例がWeb上で公開されているのでここは必要十分な容量を選択。
  5. バッテリは25Whを選択。容量が倍となる50Whを選択することも出来ますが、重量が嵩んでしまうため、軽量バッテリにしました。
  6. 本体色をガーネットレッドとしました。
  7. 電話サポートを無しとすることで費用を下げました。

一番悩んだのはバッテリです。大容量(?)バッテリを選択すると約900gとなり要件的にはギリギリなのですが、Type-C PD対応で高出力モバイルバッテリでも給電できることが判っており、手持ちのAnkerバッテリが該当するため、必要であればバッテリを別途所持することにしました。本体色は実際の色を店頭で見てガーネットレッドに決めました。これでクーポン適用後の税込み送料込み金額が約159,000円になります。

発注~本体到着

発注すると「注文内容とお手続き状況の確認ページ」で発送までのステータスを確認することが出来ます。カスタマイズ内容にも因りますが、今回は納期が1週間となっており、到着日の前日夕方には出荷のステータスになっていました。到着も(配送業者によって異なるとは思いますが)時間通りに配達してくれて非常に好感が持てました。

開封の儀

こんな感じの箱で届きました

ACアダプタと本体です。

天板、鮮やかな赤です。

天板を開いたところ。キーボード部分も赤色でこだわりを感じます。

初期設定

Windows10の初期設定については割愛します。

富士通謹製のいくつかのプリインストールアプリを削除し、必要なアプリをインストールしていきます。

自分用に必要なソフトは、

  • Google Chrome
  • Evernote
  • Dropbox
  • Delphi(開発ツール)
  • Electoric Observer(艦これ用)
  • Tera Term(SSH/Telnetクライアント)
  • ConEmu(コマンドプロンプトの上位互換アプリ、非常に便利)

ぐらいですかね。他にもSLACKとかあると良いんですが、ノートPCは常にオンラインというわけではないので、オンライン環境が必要なメッセンジャー系アプリは後日届く予定のCosmo Communicatorに任せることにします。

使用雑感

  • とにかく軽い、この一言に尽きます。
  • ディスプレイはIPS液晶らしく、発色も良くて見ていて気持ちが良いです。
  • キーボードも普通に打てます。デスクトップPCはPFUの静電容量無接点系キーボードをメインに使ってますが、Lifebookのキーボードもなかなか良いです。
  • USB Type-Aコネクタが両サイドにあるので、USB-シリアルケーブルを機体どちら側にでも差せるのは結構便利です。
  • 当然ですがSurface GOと比較してもフットプリントが小さく狭所作業でも困りません。これは機体重量が軽いことも影響しています。
  • CPUがそれなりにまともでNVMe接続のSSDと16GBメモリのおかげでDelphiのコンパイルも結構早い。
  • 有線LANコネクタを壊しそう(笑)
  • 本体天板に傷が付きやすい気がする。インナーケースが必須かも。最近のMacBookAir用がぴったりです。

とまあ、いいことばっかり書いてますが、13.3インチモデルなのでボディサイズがそれなりにでかいことを除けば、カバンにいれても気にならないモバイルPCだと思います。これまでにいろいろなUMPCを使ってきましたが、スペックが貧弱だったり、画面が見づらかったりで結局A4ノートに戻ってきましたが、やっぱり最適なサイズってあるんだなぁと思いました。価格も(パーツの選択次第で)抑えられるのでお勧めできるモバイルノートPCだと思います。

 

 

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